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電子POP
店頭販促のツールとして現場で目立つようになってきたデジタルサイネージ(電子POP)。導入を検討している担当者も少なくないと思いますが、実際の効果はどの程度なのでしょうか。以下にはデジタルサイネージ(電子POP)の特徴をまとめました。
そもそもデジタルサイネージ(電子POP)とはどういった意味なのでしょうか。サイネージという言葉自体は英語のsignageから来ていて、本来の意味は「グラフィックデザイン化された指示や警告の記号類」(『ジーニアス英和辞典』より)となっています。
そこから派生して、販促の現場では商品に関する映像コンテンツを売り場で活用する行為、または活用する道具を意味するようになりました。
さらに細かく見ると、「電子POP」とは商品に関する映像を売り場で流すための販促用小型液晶ディスプレイを意味する場合が多く、「デジタルサイネージ」は商品に関する映像を流す大型モニターを意味する場合が多いです。
「電子POP」と呼ばれる販促用小型液晶ディスプレイは、DVDプレイヤーやデジタルフォトフレームとも違います。DVDしか再生できないDVDプレイヤーよりも「電子POP」は対応メディアが豊富で、連続再生時間も長く、最近ではインターネット経由でコンテンツをダウンロードして配信できる機種や、タッチパネルを搭載したモデルなども投入されています。盗難防止機能や、陳列棚に設置する金具の豊富さなども、DVDプレイヤーを圧倒しています。
サイネージ(電子POP)の最大の特徴は、消費者の注意関心を引き、足を止めさせ、滞在時間を増価させ、さらには衝動買いを誘発させる効果が期待できる点になります。映像と音声の注意喚起力は絶大で、映像と音声による商品理解のサポート力も突出しています。 テレビコマーシャルとの連動にも最適で、なじみのあるテレビコマーシャルをそのまま放映もできますし、テレビコマーシャルの制作風景や、出演タレントへのインタビュー動画など、関連動画を流すクロス・マーチャンダイジングにも適しています。
推奨販売と併用すれば、実演が行われていない時間帯や、推奨販売員が他の顧客の接客をしている最中にも、情報発信が可能になります。 映像と音声を使うため、音声POPの機能を内包しつつ、さらに先を行く販促活動を可能としてくれるツールだと言えます。
デジタルサイネージ(電子POP)は、適切に実施すればさまざまな効果が期待できます。しかし、売り場に設置すれば、それだけで売り上げが向上するかと言えば疑問が残ります。適切なコンテンツを、適切な形で、大局を見たマーケティング戦略の下で導入しないと、効果は限定的になってしまいます。その意味で言えば、デジタルサイネージを導入するにあたって、他の販促ツールとの連携を踏まえたオリジナルの動画コンテンツの作成、カスタムメイドの什器開発などをトータルで見てくれる、「コンサル力」の高い制作会社に相談したいです。 関連ページには、デジタルサイネージ(電子POP)の代表的な制作会社を一覧にしました。電子POPの小型液晶モニターを1台単位で安く提供する企業から、他の販促ツールとの連動を踏まえたオリジナルのサイネージ(電子POP)制作をトータルでサポートしてくれる企業まで、さまざまです。ニーズに沿って、パートナーとなる企業を選んでみてください。