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ノベルティ
企業やメーカー名の入ったノベルティグッズの配布は、ブランドアピールを目的とした宣伝活動のひとつです。展示会やイベントで配布することで、新規顧客の獲得はもちろん、既存顧客をつなぎ留める効果も見込めます。ノベルティの人気のアイテムから、効果的な配布方法や活用方法をまとめてご紹介します。
ノベルティとは、企業やメーカーが自社の宣伝活動の一環として、無料配布する記念品のこと。展示会やイベントなど顧客との接点時に配られることが多く、ブランドアピールや商品の認知が主な目的です。ノベルティグッズには、企業やメーカーのロゴを入れることが一般的となっています。間違えやすいのはプレミアムグッズとの違い。商品購入の特典品がプレミアムグッズなのに対して、ノベルティグッズは販促品です。
比較的安いコストで製造することができるノベルティは、マーケティングの予算があまりない場合におすすめです。また、配布するノベルティグッズによって、宣伝効果が長く続き、企業の名刺代わりとなるメリットもあります。
ノベルティグッズには、顧客を引き寄せたり、つなぎ留めたりする効果があります。まだ取引のない潜在的な顧客には、自社の魅力をアピール。また、ライバル企業に既存顧客が流れてしまいそうなときには、ノベルティで自社の存在を再度訴求します。
商品購入の動機付けとしてもノベルティグッズは効果的です。魅力的なノベルティ付きの商品は、ノベルティ欲しさに購入するケースも少なくありません。人気キャラクターとのタイアップグッズや、コンプリートする楽しみを味わえるコレクショングッズなどは、同じ種類の商品でもノベルティ付きを選ぶ人が多いようです。
そのほかには、商品との関連性があるノベルティも人気です。例えば過去には、缶詰付き酒類、トング付きポテトチップス、専用フタ付きカップアイスなどのノベルティをつけた商品の購入率が高くなった事例があります。
ライオン株式会社では、ノベルティについてのアンケート調査[注1]を行いました。「どんなノベルティなら受け取るか」という質問では、「実用的な物」と答えた人が約65%と、圧倒的に多い結果に。内訳は、1位に日用消耗品、2位に文具、3位に調理用消耗品がランクイン。具体的には、洗濯洗剤、キッチン洗剤、クリアファイル、ボールペン、ラップなどがあがりました。また、エコバッグなどエコグッズ、入浴剤などのリラックスグッズ、タオルなどの日用品なども比較的喜ばれるようです。日常で使用する消耗品は誰もが必要とするので、ノベルティグッズに適しています。
反対に、あまり喜ばれないノベルティグッズもあります。ノベルティグッズの不満を聞いたところ、1位に「使い道がない」、2位に「品質に対して不満」、3位に「企業名の印刷が大きすぎる」という順となりました。実用的な物が求められていることからも、使い道がないノベルティグッズは魅力がないことがわかります。また、ノベルティグッズを大量に作るため、コストを抑えて低品質になってしまった場合も、結局使うことなく終わってしまうようです。費用対効果を考慮しつつ、魅力のあるノベルティにする工夫が必要だと言えます。
喜ばれるノベルティを企画するうえで、完全オリジナルのものを作るとなると、コストも大幅にかかってしまいます。費用対効果を高めるためには、既製品を利用することも有効的です。人気の高い文具や日用品に名入れをするだけでも効果があります。
夏ならうちわや扇子、冬なら使い捨てカイロやカイロケース、花粉の季節にはマスクなど、季節に合わせたアイテムもおすすめです。もらってすぐに役立つものはターゲットにとっても嬉しいはず。受け取ってもらいやすいノベルティでしょう。
ノベルティを導入する際に気を配りたいことは、ターゲットに見合ったアイテムであるか、という点です。BtoBで配布する場合は文具、主婦向けには日用品にするなど、ターゲットを絞ったうえでアイテム選びをしましょう。