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サンプリング
実際に試すことができる化粧品サンプリングは、消費者にとって商品購入の大きなきっかけとなります。販促活動としても非常に訴求力の高い手段です。消費者の商品購入まで、化粧品サンプリングがどのような役割を果たすのかご紹介します。
化粧品、健康食品、ダイエット食品、エステのサンプリングについて、20~50代女性を対象に調査を行ったところ、サンプル利用率が最も高かったのは化粧品でした。全体の約90%近くが化粧品のサンプリングを利用したことがあると回答し、それをきっかけに購入に至った人は20代では約60%にのぼるほど。年代が上がるごとに割合は高くなり、50代では70%を超えています。また、購入者の3人に1人はリピーターになるなど定着率が高いことからも、サンプリングは有効的な販促ツールと言えるでしょう。
インターネットが普及した今、さまざまな無料サンプルが入手できるようになりましたが、化粧品においては店頭配布が半数以上を占めています。化粧品サンプリングは、フィールドマーケティングにおいて欠かせない存在です。
リピート率が高い化粧品。消費者にとっても、慣れ親しんだブランドから変えるのは勇気がいることかもしれません。しかしサンプルは、実際に試してみることで今使っている化粧品と比較できるのが利点です。消費者がブランドを変更するきっかけとして、サンプリングを導入することはとても有効的な販促方法と言えるでしょう。
近年では商品を選ぶ際、インターネットの口コミサイトをチェックする消費者も増加しました。売れている商品や人気の高い商品ほど口コミ件数も増えるため、「口コミが多い=信用できる商品」と認識する消費者も多いようです。商品のサンプルを配布することで、口コミ件数も自然と増え訴求効果も高くなります。
商品サンプルは宣伝的要素が大きいですが、マーケティングにも活用できます。たとえば、サンプルを使用した消費者に、性別、年齢、価格、使用感、普段使っている化粧品と比較してもらうなどアンケートを実施。アンケート結果からターゲットとする消費者層の把握、商品の改善すべき点や販売戦略の見直しなどが可能になるでしょう。