Effect
飲食店
飲食店には味のおいしさも大事ですが、まずは店舗のアピールをしなければ、顧客は来店してくれません。さまざまな販促を行っても、いまいち売上が上がらない場合、間違った販促方法をとっている可能性も。確実に集客をねらうのであれば、店舗の年数や客層をふまえたうえで、効果的な販促を行う必要があります。そこで今回は、店舗の来店率を上げ、売上を向上させる方法を見てみましょう。
パレートの法則とは、上位2~3割の常連客が、売上の7~8割を作っているというものです。つまり、新規顧客よりも店にお金を使ってくれる常連客の獲得が、売上アップの近道と言えます。新規顧客の獲得ばかりに力を入れていると、大事なリピーターが離れていくこともあるので、その点を見落とさないようにしましょう。
パレートの法則をふまえると、現在の売上は常連客が作っていることになります。このとき常連客数を把握しておくことで、店舗の現状が見えてくるでしょう。売上高は「来店人数×客単価×平均来店回数」で算出可能です。平均来店回数が高くなるほど、常連客が増えている証拠になります。現状を把握したら、今度は目標売上高を掲げましょう。現在以上に平均来店回数を増やし、固定客を獲得する施策を練ってみてください。
常連客は、飲食店の売上アップには欠かせない存在です。知り合いに店舗を紹介してくれたり、新しいお客さんを連れてきてくれたりと、店舗の認知、アピールに貢献してくれます。しかし一生通い続けてくれる常連客は稀なもの。さまざまな理由で離脱していくことがあるため、新規客も獲得できるような工夫を忘れてはなりません。
開店直後の店舗ならば、まずは新規顧客を取り入れなければ始まりません。そこから来店回数を増やし、リピーターになってもらえるような工夫も同時に行っていきましょう。ただし、安易に値下げクーポンを配布するのはNG。価格よりも、季節限定メニューや感謝祭といったイベントで興味のある人達を巻き込むほうが、リピート率は高くなります。
新規顧客の集客も大切ですが、このくらいの年数の店舗は、まだまだリピーターを増やせるでしょう。売上を安定させるには、来店回数を増やし、顧客単価を上げていく必要があります。しかし他店と競い値下げを続けていると、いつのまにか経営難に陥ることにもなりかねません。大幅な値下げという策は、リピーターになってくれない客ばかりを呼ぶので注意しましょう。
リピーターの年齢層が高い店舗では、先のことも考えて、若い年代の顧客を増やす努力が必要です。現在のリピーター達は、いつまで店に足を運んでくれるかわかりません。5~10年というスパンで売上を見たとき、現在の顧客がほとんどいなくなったら、どうなるでしょうか。顧客離れはいずれやってくるものと考え、そのときに備えて次の顧客を取り込みましょう。
新規で入ってくる顧客は、店の外観だけでイメージを決めてしまいます。基本的に初めて来店する顧客は、誰しも恐怖心を持っているもの。顧客を安心させるような店構えや、ネットで店の情報を得られることなどが来店率アップにつながります。
一般的に雨の日は、どうしても顧客数が減少してしまいます。だからこそ、「雨の日でも行きたい」と思わせるようなサービスが必須です。代表的なのはプレゼント企画。SNSで雨の日サービスを告知して、集客をねらいましょう。
看板やポスター、遠くからでも目立つ外観など、新規顧客の来店率を上げるためには、店舗の販促にも力を入れなければなりません。実際に約3割の人は、店頭を見て来店しているという調査結果があります。しかし、やみくもにアピールしても欲しい結果は得られないもの。店舗販促はラウンダーを活用して強化するのも一案です。
飲食店の場合、チラシに写真や文章を載せるだけでは、店舗の魅力やコンセプトなどが伝わりにくいものです。そこで店頭看板に映像を用いたところ、店の魅力が多くの人に伝わりやすくなり、入店率がアップしました。こうした来店率を上げる店頭作りは、優秀なラウンダーにまかせたほうが効果的。まずはラウンダー会社を比較するところから始めてみてはいかがでしょうか。