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ラウンダー
費用

ラウンダーにかかる費用

ラウンダーの費用は、どのような形で外注するかによって大きく変動します。どのくらいのエリアをカバーしてもらうのか、どのくらいの店舗数を回ってもらうのか、どのくらいの人数で展開するのか、どのくらいの期間と頻度で巡回してもらうのか、ラウンダーにどこまでの業務を求めるのかによって費用は変わります。今回はラウンダーの外注費用について、具体的なケースを想定しながら考えてみました。

ラウンダーの費用を
構成する要素

Cost

外注する方がトータルコストでは
圧倒的にお得になる

ラウンダーを外注するか自社で内製化するか、その点の判断はメーカーによって異なってくると考えられます。 ラウンダーを用いて小売店舗で売り上げをアップするという成果を実現するには、地場のマーケットに精通し、現場情報を一元集約し、管理・運用できるスーパーバイザー的な人材と、現場で実際に労働力として働く優秀なラウンダーの双方の確保が不可欠になります。

しかし、全国各地でそのような有能な人材をリクルートし、正規雇用の形で採用・育成するとなると、メーカーの側にもコストが大きく発生します。 仮に同地区のマーケットから撤退するとなったとき、余剰な人材を抱えるリスクも出てきます。 経営的に上記の人材コストやリスクを吸収できる一部の大手メーカーであれば内製化も考えられますが、そうでないメーカーにとって、ラウンダーは外注する方がトータル的に見てコストは圧倒的に有利になります。

ラウンダーを内製するか
外注するかは
トータルコストで判断する

内製するときの
メリット/デメリット

ラウンダーを内製化すると、

  • 人材の質が担保される
  • 自社の狙い通りの仕事を実施してもらえる

といったメリットが生まれます。外注の場合、依頼した専門業者の抱えるラウンダーの質が未知数な部分も少なくありません。契約ラウンダーに対してきちんとした教育や研修を施していない専門業者も一部に存在します。内製化すれば、常に人材の質が保証されますし、ラウンダーが自社のスタッフになりますから、指示・命令・伝達、報告や情報の共有が明確になります。
一方でデメリットに関しては、

  • 人材確保と育成の時間と労力
  • 人件費と教育費のコスト
  • 余剰人員のリスク

が考えられます。全国で地場のスタッフをリクルートし、その人材を満足いくレベルまで育成するコストと手間は膨大です。同時に小売り流通業界のノウハウを熟知した上で、全国で採用したラウンダーを教育できる人材が、自社に在籍するかどうかも重要になってきます。
直接雇用すれば、社会保障などを含めた人件費も膨大に発生しますし、市場から撤退を余儀なくされたとき、余剰人員を抱えるリスクも発生します。

外注するときの
メリット/デメリット

外注をする場合のメリットは、

  • 人材確保と育成の時間と労力のカット
  • 人件費の抑制
  • 余剰人員を抱えるリスク回避

といった点が挙げられます。全国津々浦々の地場マーケットに優秀なラウンダーを抱えた専門業者に外注すれば、プロジェクト単位、期限単位でラウンダーを必要な分だけ確保できます。内製化と違ってスタッフ教育の必要もなく、自社に小売り流通業界のノウハウに精通した人材育成の要員を必要としません。市場から撤退するときも、余剰人員を抱えずに済みます。
デメリットに関しては外注業者の選定を間違えると、

  • 人材の質が担保されない
  • 情報共有などがうまくいかず、店舗実現や売り上げ向上の成果が上がらない

といったリスクが懸念されます。

Cost

すべてを用意できるラウンダー
委託会社と付き合おう

最近の傾向としては、内製化できる体力を持った大手メーカーであっても、メリット・デメリットの双方の大きさを考えて、外注を決断するケースが目立ちます。 ただ、外注する場合は、専門業者の慎重な選定が大きな鍵を握ります。優秀なSV(スーパーバイザー)や現場ラウンダーがどれだけ所属しているか、専門業者が小売り流通業界のノウハウをどれだけ保有しているか、人材にどれほどの教育や研修を行っているかといった点は間違いなく調べなければいけません。SVや現場ラウンダー、外注する側のメーカー営業担当者が、どういった形で情報を共有し、日々の業務にあたるのか、指示・伝達・情報共有のチャネルの多さと精度にも注目して業者を選定してください。 当サイトでは業者選びの主要項目別にラウンダー委託会社を比較検討できるリストも作成していますので、併せてチェックしてみてください。

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