Type
ラウンダー
委託会社
選び方
全国の小売店の店舗を、メーカー本部の営業担当者の代わりに定期巡回する人材ソースがラウンダーになりますが、外部に委託した場合であっても、ラウンダーはメーカー企業の看板を背負って、メーカー企業の名前で活動を行います。 教育や研修を十分に受けていない、質の低いラウンダーによってメーカー企業の評価や評判にネガティブな影響が及ぶ恐れもあります。 厳重な採用プロセスを経て採用された人材が所属しているか、教育・研修を受けているラウンダーがどれだけ在籍しているかというポイントをベースに、委託会社を選びましょう。
Pick up
企業
|
インパクトホールディングス |
マックス |
マースジャパン |
---|---|---|---|
信頼性
|
・上場企業 ・プライバシーマークの取得 |
要問合せ | ・ISMS取得 |
管理
システムの 有無 |
○ ・日報入力・レポートの閲覧・集計 ・レポートの進捗確認 ・ファイル管理 ・店舗管理 ・スケジュール管理 ・掲示板 |
○ ・日報入力・スケジュール管理 ・掲示板 ・店舗管理 ・レポート閲覧 |
○ ・日報入力・スケジュール管理 ・掲示板 ・店舗管理 ・レポート閲覧 |
SVの質
|
4割が流通業出身 | 要問合せ | 要問合せ |
ラウンダーの質
|
・評価・経験値を基としたランク分け ・研修制度あり |
・研修制度あり | 要問合せ |
企業
|
インパクトホールディングス |
---|---|
信頼性
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・上場企業 ・プライバシーマークの取得 |
管理
システムの 有無 |
○ ・日報入力・レポートの閲覧・集計 ・レポートの進捗確認 ・ファイル管理 ・店舗管理 ・スケジュール管理 ・掲示板 |
SVの質
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4割が流通業出身 |
ラウンダーの質
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・評価・経験値を基としたランク分け ・研修制度あり |
企業
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マックス |
信頼性
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要問合せ |
管理
システムの 有無 |
○ ・日報入力・スケジュール管理 ・掲示板 ・店舗管理 ・レポート閲覧 |
SVの質
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要問合せ |
ラウンダーの質
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・研修制度あり |
企業
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マースジャパン |
信頼性
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・ISMS取得 |
管理
システムの 有無 |
○ ・日報入力・スケジュール管理 ・掲示板 ・店舗管理 ・レポート閲覧 |
SVの質
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要問合せ |
ラウンダーの質
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要問合せ |
もともと不十分な資質や能力しか持ち合わせていない人材に対して、どれだけ研修や教育を与えても、一流のラウンダーになれる可能性は低いです。 委託会社のコンペ時には、ラウンダーの採用基準にどういった点を設けているのかを各社に確認してください。
いかに優秀な資質とスキルを持った人材であっても、いきなり戦力になるラウンダーとして活躍できるわけではありません。 優秀な人材に対してどういった教育・研修を施し、ラウンダーの質を高めているのか、 その点を注意深く見れば、各業者に所属するラウンダーのレベルが推察できるようになります。
小売り各店舗の現場で手足となって動くラウンダーの働きぶりももちろん重要ですが、ラウンダーを統括するスーパーバイザーの力量も成果に大きな影響を与えます。 ラウンダーが店頭で売り場づくりを行ったり、調査報告を行ったり、店長と売り場交渉を行ったりと、現場で活動する一方で、その活動報告を受けて突っ込んだ分析を行ったり、分析に基づく企画提案をメーカー営業担当者に行ったりする人材がスーパーバイザーになります。 現場とメーカー営業担当者をつなぐまさに司令塔で、現場で活躍するフィールドラウンダーの指導や研修も担当しています。メーカーが希望する成果を一手に握るような存在ですから、委託会社のコンペ時には、各社に所属するスーパーバイザーの経歴や実績を個人単位で取り寄せるくらい慎重になりたいです。
最終コンペで候補になるような企業には、ラウンダー人材の採用プロセス、教育・研修制度の内容、スーパーバイザーの経歴や実績を問い合わせたいですが、それ以前の段階で、数ある委託業者の中から大まかに絞り込む場合には、どういった情報を見ればいいのでしょうか?
各社に問い合わせないと出てこない突っ込んだ情報ではなく、各社の公式ホームページ上で大まかに絞り込みを掛ける段階での注目ポイントは、企業の信頼性になります。メーカーの顔としてラウンダーは社外の小売店と接します。信頼感をチェックする際にはラウンダー委託会社の、
といった部分を見てください。この手の基本情報が公開されていない委託業者は、公開できない事情があるとも考えられます。
実績数の多い委託業者に依頼をすれば、自社メーカー企業の場合でも成果を挙げられる可能性が高くなります。 逆に実績数が明示されていない業者は、それほど実績数がない、あるいは過去の実績を管理できていない恐れが高いです。
会社の経歴、すなわち業歴も見ておきたいポイントです。どういったノウハウが蓄積されているのか、どういったメーカー商品の営業・販売支援を扱ってきたのか、業歴を見れば得意・不得意分野が大まかに見えてきます。
コーポレートガバナンスの1つであるコンプライアンス体制も重要になります。 委託会社が従業員(ラウンダー)に対してコンプライアンスに関する研修を行っているかどうかもチェックしてみてください。
委託会社のラウンダーやスーパーバイザーは、メーカー商品や販促に関する極秘情報を現場で扱います。 情報流出などのリスクを回避するためにも、企業として情報セキュリティに対してどのような取り組みを行っているのか確かめる必要があります。