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コラム
「ラウンダー」のバイトは、年齢に関係なく働ける仕事です。自分の働きがその店舗の売り上げに直結するやりがいや働きやすい時間の自由度の高さなど、他のバイトと比べたときのメリットについて紹介します。
ラウンダーの仕事は、他の仕事に比べてシフトの自由度が高いことがメリットのひとつです。たとえば、育児中の方にとっては、勤務日数や勤務時間、休日が固定されたバイトだと、学校行事や習い事の送り迎えなどで仕事を休まざるを得ないことも少なくありません。
その点、ラウンダーは自身で訪問時間を調整できるので、ワーキングマザーにも働きやすい仕事だと言えます。また、時間も7時間や8時間といった決まりが続くわけではなく、仕事内容に応じて柔軟に変更が可能。もちろん、時期に応じて調整できますから、安心して働けます。
ラウンダーは仕事の成果をダイレクトに実感できるのも魅力です。仕事内容は、売り場管理だけでなく、POPや販促ツールの設置など、より多くの消費者に商品を訴求するための売り場をつくること。こうした販促ツールが、店舗やメーカーの売上アップに直接影響することを体感できる分、通常の販売員と比べても大きなやりがいにつながります。
また、店舗の運営者やマネージャーとコミュニケーションを取って販売についての改善ができる環境を築くことも大切な役割。パートやバイトであっても、ラウンダー業務は大きなやりがいを感じられるはずです。
ラウンダーの仕事では、長期案件と単発(短期)案件があります。それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
1年以上の長期案件では、メーカーの直接雇用、または、人材派遣会社からラウンダーとして派遣される2通りがあります。どちらも、業務内容は短期案件に比べて本格的。商品知識や営業のノウハウについての研修が行われることもあり、スキルアップできる点がメリットです。
一方で、時間的な制約がついてしまうのはデメリット。長期案件では、担当者とのコミュニケーション構築、売り場での問題解決などで、直接的な役割も任されるポジションに就くことも少なくありません。その分、自分の都合だけというわけにはいかず、固定の勤務時間となるケースもあります。
単発案件の最大のメリットは、シフト時間を自分の予定に合わせられることです。単発で訪問する店舗では予めやることが限定されており、商品の補充や入れ替えなど、短時間で行える簡単な作業がメインです。ラウンダー経験がない方や、育児や家事と両立したい方には最適な雇用形態でしょう。
しかし、複数の店舗を受け持つため、担当者とのコミュニケーションを構築しにくいことがデメリットです。1回のみの訪問で業務が完了する案件もあるので、スキルアップを目指している方や、ひとつの店舗に対する改善で手ごたえを感じるようなやりがいを求める方には物足りなさを感じるかもしれません。
ラウンダーは、商品と消費者の接点に携わる重要な仕事なので、バイトであっても正社員と同様のキャリアを形成できます。正社員のように拘束時間がないことや、時給が比較的高いことがメリットです。
正社員として転職を考えたとき、経験者が優遇される職種も少なくありません。ラウンダーの求人の特長は、「未経験者可」が多いこと。募集年齢も幅広いので、ブランクがある方でも正社員として始められる仕事です。ただし、もちろんバイトとしての経験があれば業務領域が考慮されたり、スキルを見越して研修がスキップになったりするメリットもあります。
まずは、アルバイトとして経験・スキルを築いて正社員を目指すというルートも考えやすい点もラウンダーの特徴です。違う職種への挑戦をしたいという方や、いったん退職をしていて復帰を考えている方にとっては良い選択肢といえるでしょう。
ラウンダーはどの年代でも、それぞれにメリットが得られます。たとえば、これからキャリアを積み上げていく20代や新卒者にとっては、営業力やコミュニケーション力を1から身につけることができます。
また、30代は、家事、育児、仕事の両立が課題となる年代です。直行直帰ができるラウンダーは、時間的に融通の利くことからも、忙しいワーキングマザーにも最適な仕事でしょう。そのほかにも、職場復帰からキャリアを形成して働いている40~50代の女性が多くいるのもラウンダーの特徴です。
ラウンダーは、ただの商品の入れ替えを行うのではなく、それぞれに必要なPOPを制作したり、売り場の商品の並びを考えたりと店舗運営・売り上げに大きな影響を持つことができる仕事。その分、やりがいがありますが、一方で時間の自由度は確保しやすいのが魅力です。他の仕事に比べてもメリットを感じやすい方も多いはず。気になる方がいれば、ラウンダーとして働くことも検討してみましょう。