インバウンドに対する販促はどうすべきか?

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特集

番外編
外国人観光客に向けた
小売現場改善

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小売業における
インバウンドの可能性

近年、劇的な勢いで増え続ける海外からの観光客。一時ほどの勢いはありませんが、中国人の「爆買い」に象徴されるように、観光客の購買意欲を取り込むことで売上の拡大が見込めます。観光庁の購入品目ごとの調査を見ても、購入者単価の高さ、購入率に驚かされます。

国籍 全国籍
購入品目 購入率 購入者単価
菓子類 66.90% 7,507
その他食品・飲料・酒・たばこ 62.70% 10,618
カメラ・ビデオカメラ・時計 7.80% 40,582
電気製品 16.40% 25,314
化粧品・香水 47.60% 27,318
衣料品・健康グッズ・トイレタリー 55.60% 14,793
和服(着物)・民芸品 11.10% 10,675
服(和服以外)・かばん・靴 39.00% 23,790
マンガ・アニメ・キャラクター関連商品 16.80% 9,707
書籍・絵葉書・CD・DVD 13.20% 6,954

※購入者単価は円

観光庁 訪日外国人の消費動向調査平成29年7月9月期の費目別購入率および購入者単価 (主要国籍・地域別)より引用

http://www.mlit.go.jp/common/001206329.pdf

Attention

食料品・医薬品など
小売店に密接にかかわる
商品が売れている

中国人をはじめとした海外旅行客が買って帰る商品というと、カメラや家電、高級カバンといった商品だと考えてしまいがちです。しかし実際に購入率が高い商品を見ると、食料品、菓子類、化粧品、香水、医薬品、健康グッズなど、ドラッグストアをはじめとした小売店に密接に関係する商品が求められていると分かります。特に海外の観光客が頻繁に訪れるエリアでのドラッグストア、スーパーマーケット、コンビニエンスストアでのインバウンド対応が急がれます。

訪日外国人はどこで買い物をしているのか?

観光庁の情報を見ると、6割以上の外国人観光客が菓子類、その他食品、飲料、酒・たばこを買って帰っていると分かります。ではこの訪日外国人は、どこで買い物をしているのでしょうか?
人気の観光地周辺にある小売店がまず考えられます。例えば観光地周辺のコンビニエンスストア、ドラッグストアで購入をしている外国人が多数います。
観光エリアとなっている場所に店舗のある店の場合は、インバウンド向けの販促を行うべきですね。
空港の免税店でももちろん購入しているようですが、圧倒的に観光地の小売店での購入が多いようです。

インバウンド向け
店頭販促で売上は
拡大する

旅先の開放感で財布のひもも緩みやすく、購入単価も高いインバウンド向けの販促は、メーカー、小売業のどちらにとっても無視できない課題になりつつあります。今後、政府はさらに観光業に力を入れ、外国人を誘致していくと宣言しています。インバウンド向け店頭販促による売上拡大には、早急に取り組むべきです。

インバウンド向け
店頭販促方法一覧

インバウンド向けの店頭販促方法には、どういった手法があるのでしょうか。販促の具体的な方法だけでなく、効果測定の方法、接客方法などについて紹介した関連ページのダイジェストを以下に掲載しました。併せてチェックしてみてください。

【小売店・メーカー】
POPの活用

インバウンド対応の第一歩は、POPの活用になります。

  • 紙でのPOP広告
  • 小型のデジタルサイネージ(モニター)
  • 音声POP

など、視覚的な言語対応から始めたいです。POP内容の正確性を期す場合は専門の業者に依頼して対応してもらう必要がありますし、デジタルサイネージ、多言語音声POPなども同様に、専門の業者に依頼したいです。

インバウンド向け
店頭販促手法を詳しく見る

【メーカー向け】
現場の状況確認

インバウンド向けの店頭販促を評価する際には、

  • 買い上げ率
  • 視認率
  • 立ち寄り率

といったKPI(Key performance indicator)を設定して、当初決めた販売計画通りに推移しているか、重点的に店頭でチェックする必要があります。

インバウンド向けの
ラウンド業務を詳しく見る

【小売店向け】
接客・アンケート調査

昨今の訪日外国人客の対応ニーズを受け、外国籍の覆面調査員(ミステリーショッパー)が在籍する委託会社も存在します。国籍別に調査員の依頼もできますので、自分たちのエリアに訪れる訪日外国人客の国籍を想定して、同じ外国籍の覆面調査員を導入し、現状の売り場でインバウンド対応が機能しているかを調査する必要があります。

インバウンド向けの
覆面調査を詳しく見る

タックスフリーと
デューティーフリーの違い

タックスフリーとデューティーフリーの違い

一般的に、「タックスフリー」は消費税が免除される店、「デューティーフリー」は消費税、たばこ税、酒税、関税の4つの税金が免除される店を指します。タックスは税金全般、デューティーは関税を表す言葉ですが、店舗の特徴として使われる場合はこの通りではないため気をつけましょう。

タックスフリーと
デューティーフリーの違いを詳しく見る

【小売店向け】
多言語対応すべき言語

【小売店向け】多言語対応すべき言語

これからのインバウンド対策のためには、各施設や店舗などでの多言語対応が必須です。なかでも導入しておきたいのは、英語、中国語、韓国語など。そのほかロシア語やタイ語など、店舗やスポットに合わせた言語対応が求められます。

【小売店向け】
多言語対応すべき言語を詳しく見る

アパレル業界の
インバウンド事情

アパレル業界のインバウンド事情

日本を訪れる多くの外国人観光客は、ショッピングを楽しむことを目的にしています。そのなかでも日本のアパレルブランドは人気が高く、約3割の人が購入しているデータもあるほど。アパレル業界としても売上アップのチャンスと言って良いでしょう。アパレルショップがインバウンド対策としてすべきことは、通訳スタッフの配置やWi-Fi環境の整備、免税店への移行などがあげられます。ターゲットとなる外国人観光客の動向なども踏まえ、アパレル業界のインバウンド事情をご紹介しましょう。

アパレル業界の
インバウンド事情を詳しく見る

クレジットカード
決済の優位性

クレジットカード決済の優位性

訪日外国人観光客がショッピングをする際、クレジットカード決済が可能な店舗を選ぶ人が多いことをご存知ですか?インバウンド消費が増えている今日、クレジットカード決済の導入が集客のポイントとなります。日本円に両替・引き出せる場が少ないことも一因ですが、キャッシュレス決済によってスムーズな会計が可能になることは店舗側にとっても利点です。インバウンド対策としてクレジットカード決済の導入が重要である理由をご説明します。

クレジットカード決済の
優位性を詳しく見る
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